侑士の気持ちと柳の気持ち

SQ7月号を読みながら、試合中の侑士の心に思いを馳せています。

侑士は、別に、岳人とダブルスをやるためだけに合宿に来たわけではないと思いますが、
岳人とのダブルスを楽しみにしていたことは間違いないでしょう。
部活はもう引退しているはずですしね。

しかしフタを開けてみれば、二日目にして、パートナーを蹴落とさなければならない事態になるのです。

岳人とシングルスで試合をすること自体は楽しいでしょうが、
相手を潰すための試合となると話は別です。

侑士にとって、乗り気になれない試合であったことは確実ですが、
岳人のため、そして自分のため、全力で相手を倒しました。



最近、そんな侑士を見ていると、柳さんを思い出すのです。

全国大会決勝D2戦での、柳さんです。

「不本意ながらも、相手を確実に潰す。そのために、感情を押し殺す。」

柳さんも、多分このようなスタンスで戦っていたのではないかなぁと思います。

関東大会決勝での敗因として、私情を挟んだということは、否定できない。
だから、今度は「勝つこと」だけに集中する。
余計な感情は、排除する。

そういうわけで、凶暴なパートナーが貞治をボコボコにするのを、止めなかったのです。
途中までは、止めていましたが…。
柳さんが止めなくても、審判止めろよって感じですがね（汗

試合が終わったあと、柳さんはどんな気持ちだったのか。

病院に運ばれる貞治に付き添いたかったけど、行けなかったんだろうな。

他の立海メンバーはまだ試合をしているし、付き添いには薫ちゃんがいるから。

切ないね。